stegral の雑記

編入と勉強と映画

北海道大学編入体験記

こんにちわ。ステラです。

平成30年度、北海道大学工学部に3年次編入しました。

北海道大学のみならず、すべての編入を目指す受験生に向けて自分の体験談を書こうと思うので参考程度によろしくお願いします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓編入したところのHPです。
www.eng.hokudai.ac.jp

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓編入についての情報をまとめました。
ac-stegral.hateblo.jp

所属、属性

東北の高専生で、情報系です
TOEICは公開テストが490点、IPテストが515点です。(うわっ、低すぎ・・・)

上の通り、英語が非常に苦手で、数学は非常に得意です。物理は苦手ではありませんが得意でもないです。
プログラミングやアルゴリズムとかについては、好きで自分から勉強しました。

経緯

高専3年次の終わりで、一度は進学か就職かの選択を迫られます。
その際、ずっと専攻科と言っていた進学先を真剣に調べて考えました。

わたしの進学先の決定フローは以下になります。

試験対策すれば合格できそうなレベルかどうか

自分の中ではこれが最優先事項でした。
もちろん4年次になりたて時では勉強していないものもたくさんありましたが、目算くらいは立てられると思います。

例えば、北海道大学は編入試験の問題をネットにアップロードしているため非常に集めやすいです。
また、問題では設問が多いものや(〇〇を証明せよ。ではなく、△△をし、XXせよ的な)
非常に簡単な(かつ重要な)定義を数式をゴリゴリ弄るだけで解けるもの
など数学的には難易度は難しすぎず、簡単すぎずと感じました。

一般的に編入数学で難しいのは、

  • 2変数関数の微分積分
  • ベクトル解析全般
  • 極限

あたりだと思います。


また、北海道大学に至っては傾斜配点まで開示しているので大変気が楽でした。

居住場所がどこになるか

次に、その大学に入学したとしてどこに住むのか。どのように通うのか。がありました。

北海道大学は札幌に位置しており、住むとなったら当然札幌になります。
札幌は坂も少ないので徒歩でも自転車でも通えますし、
新千歳からは飛行機があるため空港の近くなら実際の移動はそんなに大変じゃありません。

(しかも、自分は東北民なので雪も寒さもあまり怖くはないです)

これが、ほかの大学だと坂があったり、近い場所は家賃が高いうえに部屋が狭いなど。
札幌は少し遠かったりすれば5万でそこそこの部屋に住めると思います。

ここで、北大 = (難しすぎず,住むところが良い)
と、かなり好条件だと思いました。

試験対策

英語

北海道大学TOEICの公開テストの他にIPテストも提出可能です。
どちらが、どんな点数換算かわかりませんが、高い方を出しました。

[4/10に追記]
以下の記述を今更ながら見ました。
というか受験から半年ほど経っているので忘れてただけです。
一応、HPの記述を引用しておきます。
一般に600点を80点に換算するのはお得かと思います。
(1)英語について
 英語については,筆記試験を行わず,TOEIC L&RまたはTOEFLのスコアを下記のとおり100点満点に換算して評価します。

(2)換算式について
 TOEIC L&R 600点とTOEFL iBT 61点をそれぞれ筆記試験100点満点の80点に換算して評価します(TOEFL-ITPについては,iBTのスコアに換算のうえ,評価する)。

(3)スコアの確認について
 出願時には,TOEIC L&RまたはTOEFLのスコアの写しを提出することとなりますが,確認のため,面接受験時に原本を持参してください。


英語の予備知識が中学3年生で止まっており、初回のテストは290点程度しか取れませんでした。
4年次の初めから11月あたりまでは

  • 金のフレーズ
  • 公式問題集
  • ナントカ特急

あたりを使って勉強しましたが、結局自分には英語の予備知識が足りず点数も思うようにのびませんでした。

もし、5年次でIPテストを受験出来るなら、北大一般選抜には間に合うのでギリギリまで粘れるはずです。

数学

編入数学の一般論として、以下の参考書をお勧めします。
https://www.amazon.co.jp/編入数学徹底研究―頻出問題と過去問題の演習-桜井-基晴/dp/4792200970/
https://www.amazon.co.jp/大学編入試験問題-徹底演習-微分積分-線形代数-応用数学/dp/4627048734/

徹底研究は問題数は少ないですが解説がしっかりあり、幅広い問題の範囲や種類、難易度など素晴らしい本だと思います。
徹底演習は圧倒的問題数ですし、編入の難易度にピッタリです。
この2冊を9割以上解けるようになれば概ねどの大学の数学も大丈夫だと思います。

自分は10月あたりから、試験直前まで基本的にはずっと数学を勉強していました。


しかし、ベクトル解析等あまり取り上げられていないものはその都度、大日図書出版等でカバーしました。

実際、北大の編入数学はこの2冊が出来るなら毎回と言っていいほど高得点をとれると思います。

物理

一番勉強になったのは、以下の参考書かなと思います。
https://www.amazon.co.jp/基礎物理学演習-1-ライブラリ工学基礎物理学-別巻/dp/4781906230/

これ以外にも物理の参考書は使いましたが、すべて図書館にあった高校生用です

過去問を見ればわかりますが、北大の物理は「計算力」を問う問題です。
理論などが頭に入っていなくても定義にしたがって頑張れば、それっぽくなりそう
という問題が多いです。

ですので、問題の解き方を覚えるのではなく、一回一回丁寧に解きました。

5年次に入ってからガッツリ対策しました。
物理は問題数が数学に比べても少ないので、筑波大学のものも解きました。

化学

対策してません。
実際、1点も入ってないかと思います。


実際、点数開示とかないのでわかりませんが、
数学は9割以上、物理は7割程度、英語は5,6割程度だったと思います。

注意点

平成30年度の編入学の日程と平成31年度のとは異なります。
今年度から特別選抜は6月に行うので気を付けてください。
また、過去問を見ていただければわかりますが、かなり問題の傾向も変わっています。
これからどうなるかは予想つかないので、飽くまで参考程度だとご理解下さい。


それでは、今回はこのあたりで。